生理前になると歯が痛む、歯茎がうずく…。治療が必要?

      2024/06/02

こんにちは。菊名の歯科、ココセトデンタルクリニックです。

「生理前になると、歯がうずくように痛む」
「生理前に、歯茎が腫れる」

女性の方であれば、このような経験をされた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
生理前後の体調の変化は、腹痛や腰痛、気分の落ち込みやイライラなどといった症状が一般的ですが、実はお口の中にも症状が現れることが多くあります。
生理後は症状が治まることが多いため、特に対処せずに放置している人も多いと思いますが、本日はそんな女性ならではの症状についてご紹介していきたいと思います。

 

生理前の体調変化はなぜ起こるの?

生理前になると、なんだか体調が優れない…、ついイライラしてしまう…、という方も多いのではないでしょうか?
生理前に起こるさまざまな症状に悩まされている女性は少なくありません。
病気ではないからと言って辛い症状でも我慢されている方も多くいらっしゃるのではないかと思いますが、月経前の体調変化は「月経前症候群(PMS)」という病気である可能性もあります。

月経前症候群(PMS)ってなに?

月経前の3~10日の間に続く精神的、身体的な症状で、月経が始まるとともに症状がおさまったり、なくなったりするものを指します。
軽い症状であれば、何とか仕事や家事をこなせるかもしれませんが、症状が重くなると、家事や仕事が手につかなくなったり、情緒不安定になり周囲との人間関係のトラブルを引き起こしてしまうこともあります。
日本では月経のある女性の約70~80%が月経前症候群の何らかの症状を持ち、5.4%が生活に支障を来しているといわれています。
月経前症候群の原因は、はっきりとはわかっておりませんが、月経によるホルモンバランスの変動が関連していると考えられています。

 

生理前になると歯が痛んだり腫れたりする原因

月経前症候群の症状は、軽いものから重いものまで200種類以上もあると言われており、生理前に歯が痛むのも、その症状の一つとされています。
月経前症候群の原因は、主に2種類の女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌量の変化にあると考えられており、生理前の歯の痛みや腫れも、この2種類の女性ホルモンが関係しているとされています。

歯周病菌が活性化される

歯周病を引き起こす原因菌にはさまざまな種類がありますが、その中の一つである「P.intermedia(プレボテラ・インターメディア)」という菌は、エストロゲン(卵胞ホルモン)を栄養源として増殖するという特徴を持っています。
生理前は、このエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が変動しますので、お口の中で歯周病菌が繁殖しやすい環境になっているのです。
また、もう一つの女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、歯肉に分布している毛細血管に作用して、炎症反応を増幅させるという特徴を持っています。
普段は免疫によって抑えられている歯周病の初期症状が、生理前に「ムズムズする」「腫れる」といった症状として現れるケースもあります。

痛みを誘発するホルモンが分泌される

生理は、子宮の中で剥がれ落ちた内膜を、子宮を収縮させることで血液と一緒に外に押し出す働きを言いますが、この子宮内膜が子宮壁から剥がれる時に、子宮ではプロスタグランジンという痛み物質が分泌されます。
このプロスタグランジンは子宮の収縮を促して生理の経血を身体の外に排出する役割を果たしますが、同時に痛みも誘発するため、下腹部痛や腹痛などの生理痛と同様、歯の痛みの原因になるとも考えられています。

 

女性ホルモンが変化するタイミングは、他にもあります。

思春期

「思春期」とは、年齢的には8歳ぐらいから18歳ぐらいまでの時期を言い、第2次性徴の出現から初経を経て月経周期が確立するまでの期間を指します。
この時期は、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が急激に増える時期のため、お口の中が歯周病になりやすい環境になっている状態といえます。
更に思春期は、生活が夜型になりやすく、歯磨きもおろそかになりがち。また食生活や生活習慣の変化、受験勉強や人間関係などでストレスを抱えることで、免疫力も低下しがちな時期でもあります。
思春期に見られる歯肉炎を特に「思春期性歯肉炎」と呼びますが、男子より女子に起こりやすい傾向がみられ、発症の頻度では思春期の子供のおよそ20%にみられるという報告もあります。

妊娠・出産期

妊娠中は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が10~30倍にまで増加します。
また、妊娠中はつわりの影響で歯磨きが十分にできなかったり、嘔吐の繰り返しや不規則な食生活になりがちなため、更に歯周病のリスクは高まると考えられています。
妊娠中に見られる歯肉炎は「妊娠性歯肉炎」と呼ばれますが、罹患率は報告によって幅がありますが3割以上の方に症状が現れるとされ、妊娠中期から後期にかけて症状が悪化しやすいのが特徴です。
「歯周病の妊婦は歯周病でない妊婦に比べ、未熟児・低体重児出産や早産となる確率が7倍も高い」というデータもありますので、ご自身のお口の健康のためではなく、生まれてくる赤ちゃんのためにもこの時期の口腔ケアはとても大切です。

更年期

女性ホルモンが減少する更年期は、心身ともにさまざまなストレスが重なり、その影響が最も口腔内症状に現れやすい時期です。
特に更年期には唾液の分泌量も減少するため、口腔内が乾くドライマウスを発症する方が多くいらっしゃいます。
唾液が少なくなるドライマウスでは、唾液の自浄作用が低下するため、虫歯や歯周病のリスクが高まるのはもちろんのこと、口臭や味覚異常、舌がヒリヒリする舌痛症などの症状が現れることもあります。
また、閉経後はエストロゲンの分泌の低下により「骨粗鬆症」を発症しやすくなるため、歯を支えている骨の骨密度も低下し、歯が抜けやすくなり、歯周病も悪化しやすくなります。

 

まとめ

女性は男性に比べ、お口のトラブルを発症するリスクが高い状態にあります。
当院では、そんな女性ならではの悩みや不安にも親身に対応させていただいています。
わからないことも、不安なことも、何でも気軽に聞ける雰囲気つくりを心がけておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。



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